co2sos
2010年09月15日
23:19
こんにちは^^
co2sosのハルです。今回は、
宮崎県宮崎市のCO2濃度測定・公開についてご紹介させていただきます。
設置場所は、口蹄疫問題で大変苦労されています宮崎県宮崎市です。市中心部から南に約10km、丘の上に位置する
S.F.氏宅の庭に面するベランダに設置していただくことができました。H22.8.16試験測定・公開開始。現在、HP(
http://www.co2sos.net)およびSL(3Dのアバター世界)内に存在するCO2公開センター【Cyclonium (196, 7, 23) 】にて、誰でもリアルタイムで見ることができます。
今年の夏は誰もが知る猛暑、8/16の設置作業は早朝から深夜にまで及び長い一日となりました。材料手配から配線、設置、システム調整全てを1人1日で行うという
ハードスケジュール。特に床下配線は
匍匐前進のみ可能という厳しい環境下での作業でしたが、失敗の繰り返しで結局
4回(5回?)トライすることになりました。外に出る度に
S.F.さんの奥さんが竹箒でビシバシと体全体を掃いてくださいました^^;
実は設置作業の多くの時間は、この配線作業に費やしたともいえます。CO2測定装置は屋外に設置する必要があり、この場合の課題は屋内から屋外に向けての
配線ルートの確保と、屋外に設置するCO2測定装置の
防水および
通気性の確保です。これらを可能な限りコストを抑えて実現するためには、とにかく現地に適した方法と材料を用いて工夫を重ねるしかありません。こうして出来上がった測定装置は以下の写真のとおりです。
見てくれは良くないかも知れませんが、コスト低減(資源の有効活用)に努めました。この他にも測定データをインターネット上のデータベースに接続するためのPCは、
S.F.さん宅で不要となったPCを再利用させていただきました。これも僅かながらエコといいつつも、電力は消費することになりますが^^;
以上、今回のCO2測定装置設置に要した
直接費用は、測定装置+USB変換器+配線材料で
約5万円です。この金額は数年前にCO2測定装置が見当たらず自己開発すれば
最低一千万円、その後
50万円クラスの測定装置の商品化、昨年春には
17万円クラスの商品化(この他にも低価格のものはありましたが、測定データを外部に出力する機能を有するものではありませんでした)、が行われ、これをCO2濃度測定装置の初号機として採用したことを考えると、相当
コストダウンしているといえます。やっとco2sosが目指している測定点拡大に向けての条件が整ってきたように思います^^
現在は、
岡山県井原市および
沖縄県浦添市にCO2測定装置設置の準備を進めています。co2sosでは、
CO2濃度測定装置設置協力者を募集しています。計画段階から公開まで一連のプロセスについてサポートさせていただきますので、ご興味のある方は気軽にご相談いただければ幸いです。詳しくは以下のHPをご覧くださいませ^^
http://www.co2sos.net/member/applicant.html